昨日の練習で…
私はたまに練習風景をビデオに撮って
【個】
にフォーカスしてじっくり考察するんですが、ある程度一定のレベルに全員が到達していると思っていたボール捌きと、1対1の駆け引きと攻撃の柔軟さ、守備の基本について、個人差が大きい事に愕然とした。
もう少し差がないと思っていただけに少しショックを受けている。
あれだけやっているボール捌きにもかなりの差があるのは能力の差では無く恐らく
【回数の差】
だろう。
回数の差とは取り組む意識やイメージの差とも言い換える事が出来る。
ある一定のスピードでボールを見ないで連続して捌けるレベルに全員到達していると思っていたら半数以下……
対人プレーになり、技術を使って出来る選手は更に半分。
対人プレーも複数形になるともう2~3人しか精度を保てずプレーが荒く、
【精一杯】
になってしまったのが8割に登った。
自分の感覚では精一杯練習をする、攻防に必死になるのは
【当たり前~♪】
目の前のボールコントロールや敵とのマッチアップにバタバタしている様では話になりません。
それは明らかに練習不足。
まずここが出来上がらないと次のステップは踏めないし、戦術云々は本当に意味の無いことだと思う。
ただ練習量を増やせば良いと言う話ではないが、質よりも量と言う格言もある。
やはり
【上手い奴】
はボールに沢山触れているし、イメージは豊富なのも明らかな事だ。
チーム内で力量の差があるのは当たり前だが、向いている方向は同じにしたいもんだ。
ボール捌きの上手さとヘッドアップに関して、低学年時はあまり差にならないが、年代が上がれば上がるほど大きな差となりピッチに現れてくる。
しかもボール捌きの上手さとヘッドアップはかなりの習熟期間が必要で、かなりの努力が必要な技術なので、殆どの選手は中途半端な形で次のステップを踏んでしまう。
個人にフォーカスしているうちでさえ、全体に浸透させるのはなかなか難しい部分である。
親が我慢出来ないで 辞めてしまう子もチラホラ存在する。
サッカー特有のスキルは一般の人や、未経験者にはなかなか理解して貰えない事も多々ある。
あの手この手を使って気がついて貰おうと努力はしているが、全く伝わらない事も…(泣)
地道な努力は報われ無い事もある。
但し本人が地道な努力によって得られる物は結果よりも価値がある。
それは間違いないです。
過去預かった選手達の
【結果】
を見てみると、保護者の方々が思っても見なかった人程結果が出ている。
あの子が… (大活躍)
逆に、
あの凄かった子は今何してる…
(サッカーをやっていない、若しくは遊びでサッカーをしている)
なんて事はざらにある。
考え方は人それぞれだろう。
でも我が子の将来の活躍を願わない親はいない。
上手く行かなかった場合、現実と折り合いをつけていくだけだ。
勿論努力しても、基本を身につけても活躍出来ない場合もある。
しかし確かな実力が身につくのは間違いないし、運良く実力が無いのにスターステージに上がっても悲惨な末路になる事も…
多分間違いないと、思う。
ずるさや賢さは必要だが、バカ正直もどうかと思うが、サッカーに基本がある事は、小学校時代までに身につけた方が良いスキルがあるのは確かだろう。
でも、
【何】
を選ぶかは親次第。
【気がついている】
大人が少しずつ増えて来たなと感じる今日この頃でした☆
おしまい(^_^)