感謝感激雨霰。
5年ブロック大会では惜しくもPK負けしてしまいましたが、連日の激しい難しい戦いをやり切った子供達には感謝の気持ちがある。
全て勝てれば万々歳だが(笑)そんなに勝負は甘くない。
でも日に日に逞しさが増す彼等を見れて個人的にとても嬉しい。
自分の本当の息子では無い彼等だが自分の心の中では子供を想う気持ちは本当の親に負けてるつもりはないです。
だからこそ、技術、精神の成長を目の当たりにすると心の底から喜びが湧いてくるんです。
元々フォルマーレに在籍する子は運動能力が低く、不器用な子が多い。
由唯みたいな特例はあるが、そんな彼でもパワーは足りないし、サッカー歴もまだ2年に届かない。
慎や凜にしても、彼等を幼稚園時代から見ているが、決してトップクラスの子ではなかったんです。
能力が高い子は他に何人も居た。
そんな彼等と共に夢を見ながら歩みを進める、チームも子供達もスタッフも一緒に成長して行くのが、自分には堪らなく素晴らしい時間だと思っている。
結果に内容が伴う試合を見れた時は心のメモリーケースが一日で満タンになる位充実感がある。
結果が出なくても良い内容の試合が出来たと感じれば、かなり満足しています。
何故なら、自分は親に負けないくらい(しつこい?(笑))の気持ちで彼等を想っているからなんです。
愛情があるからこそ 厳しくもするし、保護者に対しても言うべき事は言う。
真っ直ぐ言って通じないなら様々な角度から時間も使って、伝える努力をする。
時には我慢もする。
馬鹿にされようが、コケにされようが。
人にバカにされても自分はやらない。
【倍返し!】
と言う言葉が流行ってるが自分はあれが嫌い。
正直、気持ち悪いとさえ思っている。
そこに愛情や、尊敬を感じないから。
フォルマーレは特定のライバルを持たないようにしている。
でも親や子供はそう思ってない。
しかしそれも普通の感情だと理解してるから否定はしていない。
傲慢に受け取られるかもしれないが、対戦相手をライバル視しているレベルではその相手に勝つのは不可能だと考えているからだ。
相手が強い、上手い。
その評価は別に構わない。
相手を無視できないのもサッカーだろう。
自分も相手や自チームの状態を見てメンバー構成やらなんやら考える時もある。
自分の理想は相手をリスペクトしながらも、一番の敵、ライバルは自分自身、自分達だと言うレベルのメンタルまでチームを導きたい。
現実としては相手を蹴落とす、足を引っ張る、邪魔する事が
【勝つこと】
につながる事が多いけど真の勝者はそんな事をしないと信じている。
自分自身がこんな事を考えられる様になって来たことも非常に嬉しく想う。
全て今まで関わって来た様々な人達と、何よりフォルマーレの子供達を含め、サッカー大好きな子供達のお陰だと思っている。
そんな子供達に夢を見て歩む大切さを教えてあげたいと心から願っています。