監督日記のユーザーは以下の通りだろう。
①フォルマーレメンバー
②チームを探している方
③他チームの指導者、保護者(近隣、これから対戦する相手チーム)
私はこれら全ての方々に対して(自身を省みる為もあるが)日記を綴っているのである。
『この人、(私の事)自チームの情報をバンバン出して馬鹿だな。』
と思ってる人もいるでしょう。
今や少年サッカーとは言え情報が勝敗に影響してくる時代。
事前の情報が分かれば相手は半歩有利に試合を運べると思う。
逆に情報が無いチームは不気味ですらある今の時代。
私は別に対戦相手に自チームの情報を知らせたくて日記にしている訳ではないですが結果的にそうなっていると思う。
サッカーの結果はチームにとって、非常に重要なのだが、私はそれと同じくらい、サッカーに関わる方々に【何か】を訴えかけたいのであります。
これを見ている保護者や他チームの指導者に伝えたいことが沢山あるんです。
私は日本サッカーが強くなって欲しいし、裾野を広げ、より多くの人がサッカーに関心を持ち、好きになってもらって応援したりプレーをして欲しいだけなんです。
指導をする中では子供が自信をつけていく様子や表情を見れるのが非常に楽しく、子供のナイスプレーを見て保護者が喜ぶのも凄い嬉しい。
私のエネルギー源や、モチベーションはたったこの2点だけなんですね。
私の様なレベルの低い人間が、こうして夢を叶え、約20年 プロの指導者として生活させて頂いているのは支えてくれた父や、周りの先輩方達や仲間のおかげなのだが、自らのモチベーションや考え方も今までやってこれた大きな要因だとも思っている。
最近は年をとったのか(来年40歳になります)、自チームの事だけではなく他チームの事も親身に考えられる様になっている。
他チームの子供に話しかけたり仲良くなったり、指導者を始めた頃には考えられない変化が自分の中で起こっている。
『学さん、昔は怖かったよ。』
最近昔の教え子に良く言われる。
【鬼】だったと(笑)
まあ更に昔、私が受けた拷問に比べれば軽いもんだが(笑)
今は心身共に丸くなったと(^_^;)
まだ丸くなる年齢ではないですけどね。
指導者としては若手の部類ですから。
でもそろそろ中堅の仲間入りする位の年齢だし経験値も増えて来たので、視野を広げていこうと考えての監督日記なんですわ(^_^)v
試合に勝てば、自分の子が上手くなれば何でも良いと思うお父さんコーチは多い。
お母さん達も目の前の勝敗に一喜一憂する。
別にそれは構わない。(でも実に狭い了見だし、そんな風に育つ選手の未来は暗い。)
私が気にくわないのはそれより一つレベルが上の人達ですね。
サッカーの部分で。
私はその人達より更に上のレベルなので 見ていて気に食わない部分が多々ある。
特に
【能力が高い】
にも関わらず、たかをくくっている人や、周りが見えず周囲に踊らされている人達だ。
スポーツの世界に絶対はない。
メッシや日馬富士が最近のスポーツ界でもそれを証明していると思う。
彼等は特別過ぎる例だが、彼等の様なパフォーマンスやエネルギー発信力ってのは凄いものがあるし、ナンバーワンになる過程の中で多くの人達に良い影響があったと感じる。
その分努力や苦労もハンパではないだろうが…
そういう話になると、チームが勝った負けたとか、なんか小さな話に思えて仕方がないのです。
だから負けても良いとかそんな安易な話ではなく。
身体が小さいから、足が遅いから、病気持ちだから…
俺には無理、私の子供は無理、ダメ…
そう思ったら全てが終わる。
折り合いをつけるってのは諦める事じゃない。
頭の中の整理をする事だと思う。
それに人の足を引っ張るな。
結果的に邪魔になるのは仕方がない。
勝敗あってのスポーツだし、それが醍醐味だから。
でも足を引っ張るのではなく、より高みをめざせと言いたい。
足を引っ張る人は必ず自分もやられますよ、いずれは。
それも最悪な形でね。
でも実際にはやる人がいる。
悲しい現実だ。
多分、自覚はある。
そういう人と一度腹を割って話をして改善を試みた事があります。
昔は私の前で偉そうな事をガンガン言ってましたが今は顔をあわすと目をそらして私の前から逃げ出します。
それがなにを指すかわかりますよね?
私の言うことが全て正しい訳ではない。
また正しい道がその人にとって進むべき道と違う場合もある。
ただ、サッカーの夢に向かうにあたって、育成年代の子供のサッカーに、【不正解】はある。
日本サッカーも内面が大事な時期にさしかかっている、そんな気がします。
頑張れ
能力が低いと、才能が無いと言われてる人達よ。