東日本大震災から約2年が経過しようとしている。
今朝の朝刊に掲載された記事で
【スポーツの力】
と題し被災地のいまを伝えてくれています。
記事の中である復興支援団体の代表の方がショックを受けた事が私にも同様の衝撃を与えた。
この復興支援団体は盛岡出身の代表者が高校時代に一緒にプレーした鹿島アントラーズの小笠原選手と共に震災直後から支援活動に取り組み、衣料などの物質を送ったりサッカー教室を開いたりして来たそうです。
その中である少年との言葉のやりとりに私がショックを受けてしまいました。
この代表者がある少年に
『練習頑張れよ』
と声をかけたのだが返って来た言葉が
『頑張りたくても場所がないんです』
と。
瓦礫の撤去がすすみ仮設商店街が整備されると物質は行き渡り始めたが学校の校庭や公園などには仮設住宅が優先して建てられたのです。
学校では仮設住宅の脇に出来たわずかなスペースを使い部活動が行われている。
また夫が亡くなり残った子供を養わないといけない女性もいる。サッカーボールを買ってとさえ言い出せない子供もいると小笠原選手がコメントを載せています。
もう2年なのか、まだ2年なのか私には分からない。
少なくとも市川に住む私には現在震災の影響は全く感じられないし、震災時の恐怖も忘れかけているのが本音だ。
人類は様々な困難に直面し乗り越え今の繁栄があると思うがそれは並大抵の事では無いと日を追う毎に感じる様になって来ている自分がここに居ます。
努力する事、頑張る事はとても大事だが、それよりももっと考えなくてはいけない事、いや、感じなくてはいけない事があると改めて思いましたし深く考えさせられる記事でしたね。
私は大事なものを見失ってないかな…
遠くを見る前にちゃんと目の前を、足元を見てるかな…
ちょぴり不安にもなった3月9日の土曜日でした。