今年度も残す所後一ヶ月と1日…
新年を迎えてから2ヶ月も経過した。
時の流れのスピードが年々上がって来ている様な気がして
【時間よ止まれ!】
と思うことも少なくなくなって来た。
フォルマーレを立ち上げ10年目を迎える2013年度だが、10年前と比べ、サッカー界の変化は凄まじいと感じている。
各年代で変化はあるが今深く関わっている四種(小学生)年代の変革はより凄まじい。
私は基本的に日本サッカー協会の理念、考えについてかなりの肯定派だが、その手法やタイミング、伝達方法についてはやや懐疑的だ。
偉そうな言い方で申し訳ないですが、現場にいる人間として痛感しているのが現状である。
日本全体の話もさることながら市単位でもその変革は凄まじい。
我が千葉県、市川市でも来年度のスケジュールが既に発表されているのだが、大会形式や時期の大幅な変更がある事が分かった。
私の中ではちょっとした事件である。
変えるときは一気にと言うのは組織論の話で聞いたことはあるが、あれだけ変わるとチーム運営もガラリと変わり、
【今】
考え直さなくてはいけないと思う部分が沢山出てきている。
私達の様なクラブチームですらその様に感じるのだから、ボランティアコーチが主体である少年団の混乱は避けられないだろう。
一概に
クラブ〈少年団
と言う図式が全てではないが(私達の様な発展途上のクラブは強豪少年団に及ばない) 基本的には成り立つ考えだとは思う。
混乱するチームが良い成績を残すとは考えにくいし良い選手を継続的に輩出して行くのは無理があるだろう。
強いチームは余力があるからサッカー界の変化に充分対応出来るのは間違いない。
多少の傷をおっても充分修復可能だからだ。
しかし小さな私達の様なクラブや普通の少年団はそうはいかない。
普通の少年団も今や運営するだけで四苦八苦の状態だと感じる。
ある程度成果が上がっているチームでも継続性があるかどうかは疑問だ。
良い監督がいる時期は良いがそうで無くなった時、一気にガタつく。
ただでさえ運営が大変な昨今のチーム活動がより複雑に、そして変革がドンドン進んで行く事に対し私は警笛を鳴らしたいのだ。
日本サッカー協会に警笛を鳴らしたいのでは無く、保護者やボランティアコーチ達にである。
もしくはプロ意識の低い指導者達に。
日本サッカー協会の考えや変革は良い事だと思うが私達の様な末端の立場にいるとその考えと真逆に捉えたり、悪い方向へ動いてしまう人がいる。
と言うか、多い。
しかも質が悪いのは 全員が
【~の為に】
と思っている所だ。
ボランティアコーチの大半はとても良い人ばかりだ。
しかし人が良いが故に現状と合わない部分があると私は見ています。
そういった方を支えてくれる経験豊かな方や、心ある保護者に囲まれていればそのチームは安泰だが、現状はその人任せなのが本当の所だろう。
即ち地域での各チーム活動について、ガイドラインや指導者への指導、保護者への指導が浸透していないのが実情だ。
だからルールでしばるしかない、それが今の市川であり、千葉県のあり方だと思う。
このままだとサッカーチームの二極化は進む。
この流れについて行くか、諦めるかのどちらかに。
強者はどちらかは言うまでも無いだろう。
私としてはその中間に身を置きたいと思う。
流れは注視するが地に足をつけて活動して行く。
フォルマーレなりの立ち位置を極め、他のチームでは出来ない事や、違った特徴を持つ選手の育成、人材供給、クラブ運営をしていこうと考えています。