自分にとって良い面ばかりでは無い要素がある中でフォルマーレを選んでプレーしている子はやはり何かが違う。
秋から冬は新シーズンに向けて
【セレクション】
が花盛りだ。
チームは年度末の大会、来シーズンを見据えた活動に力を入れる時期だが、子供はともかく、保護者は来シーズンをどうするか、子供のサッカーについて考えて行動を起こす時期になっていると思う。
チームを変える子もいるだろう。
小学校から中学校に上がる事でサッカー環境が大きく変わる人が大多数だろう。 (日本では小、中一貫のチームはまだ少数)
チームを変える事で一番大きな変化、子供に与える影響力があるのはなんだと思いますか?
仲間?
チームの実績?
噂?
監督?
どれも正解です。
ですが、大正解ではないです。
一番はフィロソヒィー。
即ちそのクラブの哲学だと思います。
だいたいどのチームも
【個を育てる】
と今は謳い文句の様に活字は画面に踊るし、そのような営業をかける人が沢山いる。
それとチームの成績を高らかに誇らしげに宣伝する。
それも素晴らしい実績だと思うが、私は問いたい。
【それで、この先はどうなるの?】
と。
たとえば過去に育成の実績があるチーム。
成績が良いチームが引き続き良い結果が出るとは限らない。
クラブも生き物だから組織の新陳代謝がある。
即ち、【今】が【未来】に繋がる訳で、【明日】が【結果】となってそれが実績に繋がるのである。
私は選手として成功云々と言うだけの小さい話をしてるつもりはない。
私にとっては小さい話しですから。
成績に、選手育成に邁進するクラブにはなりたくない。
それよりもクラブに関わる人達が一体となって、地域の一翼を担う、尚且つ夢を持って毎日を頑張る、そんなクラブでありたいと願っているし努力、尽力しているつもりだ。
どんなチームでも波はある。
良いときや悪いときがあると言う意味で。
あるクラブが潰れ、潰れたクラブが復活してビッグクラブになった例も私は知っている。
かつての名門が苦しんでいる姿も耳にする。
それぞれのクラブ事情や組織の状態があるのは実状だと思う。
社長が変われば監督も変わる。
監督が変わればコーチも変わる。
コーチが変わればやり方も変わる事は多い。
そういう変化に子供を【良い経験】になると送り出す保護者の話を良く耳にしたがそれだけで上手く行ったケースは聞いたことは皆無だ。
絶対にこの子はそのチームとあわないと力説しても聞いてくれなかったですね、そういう人は。
これを言うと怒る人も居るだろうが、どんな良いチームでも素晴らしい指導者がいるチームでも一学年何十人いるチームがちゃんと指導出来る訳がない。
私の場合は、正直50人が自分1人で見られる限度の人数だ。
うちの場合は若手コーチ陣3人で30人は見られるのでうちの限度は約80人程度。
万が一これ以上増える様な需要があっても今は断る事しか対応策がない。
私と同じ力量、全く同じ感性の指導者がもう1人いればもう50人フォルマーレの選手を追加出来ると思いますけど…
でも、それくらい指導現場で子供を見るのは大変って事なんです。
だからチームを選ぶ際、一番外れがないのはフィロソヒィーなんです。
これはどんな状況より強い。
マイナス面も全てプラスに変わるくらい強硬なものだと私は思う。
逆にここが合わなければいくら様々な状況が息子さんに合っていたとしてもあまり幸せな結末は望めないだろう。
うちのチームにとても良く合っている選手がいる。
きっと他チームにも居るだろう人材。
うちな合わない選手は既にチームに在籍していないと思うが、相性100%って言う子はいる。
そういう子はうちを選んだ理由が、チームが強いからとか友達がいるからとか、監督と合うからとか、ここに入ればトレセンに有利だとか、高校チームに紹介してくれるからとかそんなものじゃなく、
【クラブ】
と親の方向性が合致しているのである。
上記次項が全く無いとは言わない。
クラブとして必要で魅力になる要素だと思うし、フォルマーレも謳い文句になる要素は幾つかある。
ただ、幸せになるにはフィロソヒィーは不可欠な一大要素である。
ちなみに幸せってのは選手の表情や、伸び方、そして何よりプレーの中で自分を表現出来る、沢山出せる事で表現されます。
不安な表情ばかり→×
緊張感ある表情→○
気の抜けた顔→×
引き締まった顔→○
下を向くばかり→× 笑顔が多い→○
まだまだ色々書きたいですが疲れたのでまたどこかでこの話題の続きを書きます。
皆さん、監督ではなく、チーム実績や育成実績だけではなく、チームの成り立ちやチームフィロソヒィーを是非調べてからチームを選びましょう(^_^)v
あと、監督さんからちゃんと合格点をもらってから今のチームから移籍してくださいねm(_ _)m