【あなたの息子さんは最後まで走りきれますか?】
ある指導者がある選手の親に聞いた言葉。
【はい、走りきれます】
その親が即答した言葉。
私はこの会話がとても印象に残っている。
その後
【親の子供】
の活躍はサッカーに関わる人なら誰しも知っていると思う。
この指導者は単にスタミナがあるかどうかを聞いたのではなく、親の姿勢(考え方や覚悟)や本人のやる気、献身性を問うたのだと私は思っている。
じゃあだから単純にサッカーは気持ちが大事とか親の教育が云々とかそんな話はしたくない。
そんなのは当たり前の事だし親の子供への教育に正解なんてないと思うからだ。
そもそも正解、不正解で話に型を付けるのが私的にはナンセンスだ。
サッカーにおいて技術が大事なのは間違いない。
そこに精神も含まれるものだと思うからだ。
一見派手な技術でも通用しないものもある。
地味だが簡単に出来なくて試合で通用するものがある。
レベルが上がれば上がる程、年齢が上がれば上がる程、その傾向は顕著に現れるんじゃないかと感じている。
正しい技術とはなんなのか。
通用しない技術ってどういう事なのか。
先日ある大物指導者とちょっとしたサッカー談義が出来た。
全国制覇した指導者と話す機会はなかなかないのでとても貴重な時間になった。
その指導者はある選手達のプレーを見て
【~が出来てないな】
と言う言い方をしていた。
私は
【ある方は今の子達はとても上手くなったし顔も上がっているよねと話をされていたが、私はそうは思わない。この子達で顔が上がってる選手はほぼ0ですよね】
と言ったら
【そうなんですよ!私もそう思います!どうしても身体能力でやってしまうんですよね…でも…】
【……】
その後の話は目に鱗の内容でした。
棚からぼた餅と言いますか。
また、昔からお世話になっている方とも久しぶりに対面出来た事もあり、こちらもまたサッカー談義に花を咲かせることが出来ました。
【学くんだから話すけど今の子供達は、チームで戦うことを知らない。トライしてみてるけど私の力不足もあり上手く行かない部分が多かった。とても上手な子達なんだが…】
答えは見つかっているがそこに向かうプロセスがなかなか難しいのが指導者なのかな。
偉大な指導者達から学ぶ事はまだまだ多い! (*^o^*)