キッズスクール時代から結果の良い学年のフォルマーレ3年生。
特に凜、槙、宏侑の3人は既にタイトルを5つ、準優勝3つにベスト8が2つと(彼等の誰かが上の学年に出場したものも含む)完全に勝ち癖がついている。
負けた大会でも予選リーグ2位が3回。
即ち、殆ど負けを知らない凄いやつらなんです。
彼等の凄いとこは、これだけ勝っていても決して天狗になってない所。
寧ろ自信が足りないんじゃないかと思わせる言動がピッチ内外でチラホラ。
謙虚なところ、それでいて意欲満点なところが本当に素晴らしいと思う。
イジメなども当然無縁。
そして運も備えている。
ついているなと1番 思うのは1年からの2年間、パパコーチにみっちり基本を教えてもらえたこと。
実はこれが1番大きいと思う。
彼等の力とパパコーチの指導で今メキメキと実力を発揮し始めている。
パパコーチの指導がなければここまでの成果は出ていないのは間違いない。
今年度からパパコーチが百合台SCの代表に戻り、仕事の影響もありなかなかフォルマーレの練習には参加出来なくなっているが、逐一アドバイスをもらう様にしている。
自分の父親ながら、改めてその指導には関心させられることが多くなった。
基本を重視し、運動量を求めるのがパパコーチの基本指導だが、一見、レベルが低そうな練習に見えるが、実際は念密に 計算されたもので、私が活用している、オシムやモウリーニョのトレーニングと、【質】の部分で酷似しているのだ。
目に見える練習手法は違う独特のものだが、本当に伝えたいことは全く同じだ。
ただ、この
【同じ】
部分を選手に伝えるのは極めて難しい。
正直、私は出来ているとは言えないと思う…
ハッキリ言ってとんでもない、恐ろしいレベルの指導だ。
まさに小学校年代指導のスペシャリスト。
そんな指導を2年間もしかも低学年の大事な時期に受けられた彼等は何かを持っているんだろう。
確実に基本が身についている。
昨日の4年県大会の様子や結果をコーチから聞いて改めて感じたし、恐ろしさすら覚えました。
相手は松戸市で決勝まで行ったこともある力のあるチーム。
決してパワーがある訳ではない3年生。
技術、メンタル、頭脳で強豪相手に渡りあったのだ。
どれだけ練習の効果があるんだと。
いつも考えています。
彼等に私が出来ることはなんなんだろうと。
逆に考えると、基本が出来てるから、これから先は枝葉を教えればいいので、楽だなとも思いますけど…
枝葉は沢山持ってますから。(練習方法や戦術)
基本に含まれるのは単純に技術だけではない。
彼等が1番身についている基本は
【サッカーが好き】
【仲間が好き】
と言う所だ。
これを育むのが実は一番難しいし、レベルの高さが必要なのではないだろうか。
とは言っても父も全ての子供に対してその様に出来るわけではないと思う。
やはりその指導を受けたいと思ってくれる人であったり、父が見たいと思わせる何かを子供達が持っていないと…
今の父は百合台の2年やフォルマーレの5、6年生を気にしている。
百合台の6年はやはり低学年の頃、父にみっちり基本をたたき込まれ、今も朝練で技術練習を繰り返しているそうです。
フォルマーレも大分上手くなったけど百合台6年のパス回しにはもう一歩及ばないと。
百合台6年と違いがあるのはパスの強さだけだとも言ってくれています。
百合台の2年についてはフォルマーレの3年みたいになるんじゃないかと言っています。
百合台2年の保護者の方は喜んでいいんじゃないでしょうか(笑)
それに4月に入ってからはうちの1年もちょこちょこ見てくれていて、既にその足技と動きの片鱗を見せ始めています。
能力が凄く高いと言う訳ではない彼等だが、真面目で練習にもキチンと来る彼等は上達が早い。
まだチームが組めない人数だが、人が集まればかなり面白い学年になりそうですし、そうなったら父が次に見ようとする学年は彼等かも…
フォルマーレ3年に懸念される事が無いわけではありません。
前記3人に加え途中加入メンバーも個性派揃い。
やや人数の少なさが気になるし、来年以降、加入メンバーが来てくれないとチームとしての成績は厳しい気がします。(3年までは5、8人制が殆ど)
質の高いプレーをしながら結果を出すにはやはりレギュラー争いがないとね…
今3年チームに心配なのはそれくらいでしょうか。
余程個性が強いか、最低でも普通クラスの実力がないと入って来づらい部分もあるかもしれませんが…
3年生の躍進は監督である私の力だ!!
と言いたい所ですが、事実、私だけの力では今の様な状況にはなっていないだろう。
翔太の存在も見逃せない。(良くパパコーチも言っている。翔太が一緒にプレーする事で3年は自然に学べていると)
彼等の当面の目標は埼玉と鎌ヶ谷のあるチームに内容で勝つサッカーをすることです。
両チーム共5人制のゲームで結果、内容共に完敗した相手です。
試合に負けても自分達のゲームは出来る彼等がそれさえもやらせてもらえなかった相手。
特にうちとの試合で見せた鎌ヶ谷のチームの内容は衝撃的でしたので(うちのやりたいサッカーの上を行っていた)再戦する機会があればこちらからお願いしてでもやりたい相手ですね。
シンキングスピード、テクニック、ハードワーク、全てにおいて一枚上手でしたから。
彼等が現状に満足しないのも、そういった経験もあるからなんでしょうね。
サッカーは勝ち負けだけではない事も伝えてきているので、その辺りも理解してくれている感じも嬉しい。
キッズスクール時代の仲間も(当時は20人程いたが各々の事情で分散)各チームで主力になり活躍している世代でもある彼等。
うちのスクールにも各チームのエースが顔を出す。
千葉県全体のレベルも高い世代だとも思う。
興味深い世代の3年生。
うちだけの話ではなく、引き続き、皆さんの力を借りて、そして見守っていきたいと思います。