私は物事を
『運』
ひと言で片付ける意見に異を唱えることが多い。
悪く捉えると何もかもやる気を無くす危険な言葉にも思えるからだ。
だが、ほんの僅かだけどそういった事象が存在することも無視できなくなっている自分も存在する。
先日行われた北総ミニサッカー3年生大会。
チームとしては3年連続の決勝トーナメントに進出することが出来たのだが、必ずしも実力通りの結果ではないと思っている。
特にうちの3年生チームはくじ運がいい。
だいたい何処かのBチームだったり、同じ様に3年生が少ないチームだったり、相手が凄く調子が悪かったり、対戦相手もそんな感じだが対戦順や気候まで味方してくれることが多々ある。
昨日も色々な幸運に恵まれた。
私は随分前から感じていたし、3年ブロック大会で優勝したときにもブログに掲載したが、昨日は流石に何かを感じたのか、パパコーチや、達也コーチまで
『3年チーム、運がいいな・・・・・・』
と、遠い目をしながら(笑)私につぶやいていました。
運も実力のうちとは言いますが、彼らの場合それを超越している(笑)
小学生のサッカーは学年差がある。
これは自論だが学年で凄く強いチームでも一つ上の学年の普通くらいの強さだと考えている。
即ち、うちの2年もなかなか実力のある学年だが、それでも3年の普通位のチーム力に及ばないと見ているのです。
3年の翔太は図抜けた感覚とパワーを持っているが、技術は並。精神的にも強いタイプではない。
他のチームにいる上手な子とレベルはそんなに変わらないくらいの実力なのである。
彼が飛びぬけていてグイグイチームを引っ張っているわけではない。
ただ要所要所で勝負を決める勝負強さは翔太最大の魅力だがドリブルが上手いわけでもなく、パスが上手なわけでもなく、1対1が強いわけでもないので周りのサポートが必須な彼。
そんな3年生チームだが接戦になると確実に勝つ勝負強さと、運を味方に、大会を勝ちあがることが多いんです。
パパコーチ曰く
『翔太へのご褒美だな・・・・』
以前日記に書かせてもらったときに私も同じ様に触れた内容と同じ事を言っていました。
そして
『2年生にとってもこの経験はとても大きいね』
とも。
3年県大会ではコテンパンにやられましたが上の学年のレベルの高いところで戦う経験が彼らを逞しくしているのは間違いない。
慎二郎なんか既にどのポジションも状況に応じて出来る様になっているし、(これは出来そうで出来ないこと)凜なんかも明らかにプレーの幅を広げ、昨年は一つ上の学年である大会で得点王になったり、今回も10得点中、6点を挙げるなど、(しかも全ての試合で決勝ゴール!)何かに覚醒しつつある上り調子の状態である。
この先彼らに何が待ち構えているのかは分かりませんが、少なくともハッキリ言えるのは、運を呼び寄せているのは翔太なのは間違いない。
彼のチームを愛する気持ちが全てなのだろう。
なんか、指導者としてと言うより、いち人間として素晴らしい出会いに感謝したい気持ちになった1日でした(^^)