先日行われた百合台さんとの練習試合。 (四年生)
試合結果でも簡単な報告はしましたが、本当に楽しい、良い練習試合になった。
互いに全体がコンパクトで、(Aチームの試合)個人技を大切にしながらもグループで素早く動くサッカースタイル。
組織と個人技の融合を目指しているサッカーは子供達も理解しながらトライしている姿を見て、興味深いものがあった。
その中でも百合台は攻撃時のゴール前で集中力が高く(執着心?)劣勢でもゲームをコントロール出来る『何か』を感じさせた。
守備は相変わらず強い。
守りきろうと思えば0に押さえられる怖いチームだ。
しかもカウンターも鋭い。
うちは、ミドルゾーンでの強さは見せた。
ボールを支配し、ミスが少ない時は相手を圧倒しながら結果も良かった。
夏に県チャンピオンのマリーナさんと戦った時もミドルゾーンでは互角に出来ていた。
ただこの時も、ゴール前に物足りなさも感じさせましたね。 (相手が素晴らしかったのもあるが)
何故なんだろう。
■原因
①詰めが甘い
せっかくゴール前にボールを運べてもフィニッシュの前のパスやコントロールが悪く、精度の高いフィニッシュにならない。
これは選手だけの問題ではないだろう。
②勤勉さや泥臭さが足りない
四年チームは、市内では技術、身体能力を含めた個人能力が高い選手の絶対数が多い学年。
トレセン(選抜)に5人参加しているがそれと殆ど変わらないレベルの子が同じ位いる。
全体的に上手いので少し手を抜いたり、適当にプレーしても、市内では半分以上勝ててしまうので細かい部分や、課題の本質な部分をなかなか感じられず、成長の妨げになってる部分がある。
彼らに百合台や、支部内のチームにある、『泥臭さや活力』があれば、市内では一番強いと思うのだが…
これを書くとカチンと来る人がいるかもしれないが、私は
『泥臭さや活力』
は強制的な部分だけを強調して子供に伝えてもその先の成長に繋がらないと考えているので、あくまでも、本質的な部分で自己改革をして、そういった部分に自らトライ出来る様になるまで見守りたいと思っている。
よく大声で怒鳴りつけたり、抑圧的に子供に接する指導者を見かけるが、そういったチームの子供はサッカーを辞めてしまうケースを沢山見てきました。(これでは成長出来ないし、他の子供にも良い影響を与えないと思う)
そしてそういった指導者が間違いなく言うのが
『そんなやつ(怒鳴られる子)は早くサッカーを辞めて正解だ。』
……
聞く度に悲しい気持ちになるし、そういったチームとあまり試合をしたくない気持ちにもなります。 (サッカーでそれをする必要があるの?)
うちの子供達もたまにそういったチームと試合をした時、
『あいつら(相手チームの子供)かわいそう…』
と言っています。
広い意味で言えば正解か不正解か分かりかねますが、少なくともサッカー界にとっては損失ですね。
やっぱり指導者や周りの関係者も含め、
『サッカーが好き』
な事が最重要な気がしましたね。(怒鳴り続ける指導者はサッカーが好きな訳ではないのではないだろうか)
百合台は、そういったものを感じさせてくれました。 (サッカーが好き、子供が好き)
そして伝統や、実績が泥臭さを生んでいるのでしょう。
相手の長所を消すのではなく、まず自分達の良さを出す。(型にはめ込まない)
レベルは問わず、そういったチームがこの少年期からスタンダードになって欲しいし、評価の基準になる、そんな時代に変わって行って欲しいですね(^_^)
百合台みたいな良いチームとライバル関係を築いて、レベルアップして行くことが良い事だと思うから、こういう関係で切磋琢磨するチームが全国各地で繰り広げられると良いなと思った一日でした☆