昨日、子供達が話している事をたまたま聞いていたら、その正しい指摘や、立派な意見、観察力の正しさ、鋭さに感心してしまいました…
昨日は市川トレセンの二次選考会。
中国分スポーツ広場で一日かけて行われました。
一次選考会を通過した約八十名が凌ぎを削りました。
市川市内で約三十チーム位、約三百人の中から最終的に三十名程度に絞る様子。
トレセン云々についてはまた何処かで触れたいと思いますが、この選考会を視察した所、思わぬ収穫が自分にはありましたね。
冒頭の
『子供達の話し』
が自分の昨日の収穫でして、我々大人が思っている以上に子供達は状況を把握し、責任感も持ち、意欲に溢れていたように感じた。
彼等はサッカーに
『本気』
だし、我々大人が思っているよりもサッカーに
『固持』
していない。
柔軟で多彩で、意欲に溢れてたのが昨日見た子供達の様子でした。
様々な要素もあるだろう。
親に人参をぶら下げられ、時には尻を叩かれ選考会に参加している子供も多々いただろう。
しかし、休みの時間、自分の出番が無いときのほっと一息の時間の会話を聞いていて自分は感心したんです。
彼等は誰が上手くて誰が下手なのか、どのチームが本当に強くて自分達のチームはどの程度の力があるのか、かなり良く分かっている様子だった。
全員同じレベルの観察力やコミュニケーション能力ではないが、上記部分でやや劣ると見られる子達も素直に聞き入れ、グランドを見ながら思いを馳せている様に自分には見えた。
各チームの情報も驚く程知っている子もいた。(それがかなり正確…)
子供達の会話(1部抜粋)
子供①『あいつ、(赤の10番ビブスの子を指して)うまくね??』
子供②『いや~でかいだけだろ(笑)』
子供③『そうかな・・・あいつどこのチームのやつ?』
子供②『似ているユニホームが多すぎてわからねえなwww』
子供①『確かあのユニホームは〇〇〇〇〇だと思うけど・・・』
子供④『あれは〇〇〇であっちの黄色が〇〇だよ』
ピピーっと次の試合の笛がなる。
『よっしゃ、先に陣地とろーぜ!!』
ダッシュでピッチに走り出した子供達。
子供A『やっぱ〇〇〇は強いよね。弱くなったって聞いたけどそんなことないとおれは思う』
子供B『〇〇って強くなったよね?』
子供A『え?〇〇〇のやつとか〇〇〇のやつが移籍しただけだろ。おれはたいしたことないとおもう』
子供C『じゃあおまえらのチームはどうなんだよ(笑)』
子供B『うちは強くはない。でも弱いわけではないと思う』
子供C『〇〇はくそよわくね?(すぐちかくにその〇〇チームの子がいる・・・)』
子供D『たしかによわいけど・・・・』
子供A『3年くらいまではつよかったよね?うちまけたことがある(笑)』
子供D『確かに3年の時3ヶ月位試合で負けなかった時期があった』
しばらく沈黙・・・・
子供A『次どうすっか!?(ゲームのこと)』
子供C『攻めと守り入れ替えよう。次の相手は点取れるよ』
子供B『おれ攻めたいな・・・・』
子供D『(Bに向けて)じゃあおれが下がるからパスくれよ(笑)』
自分達大人が、彼等の邪魔をしないで、事実を正しく見れる目を腐らせないで、上手く導いて行かなくてはいけないなと改めて思った一日でした。