昨日、市川トレセンの一次選考会が行われました。
結果は色々…
個人的には、合否が出た後の子供達の様子が一番印象に残っていますね。
素直に喜んでいる子、嬉しいけど落ちた子の事を考え?複雑な表情をしている子、現実を受け止められない子、淡々としている子、様々な表現を目にしました。
親心とでも言うのでしょうか、普段彼等に密接に接している自分は、予想はしていたモノの落胆している様子を見ると、心が痛みました。
昨晩は心の痛みからなかなか寝付く事が出来なかったです(;_;)
全員が落選するならともかく身近な友達が合格して自分が落ちると言うのは、彼等の年代から見たらかなりのショックがあると思いますしね。
評価と言うのは色々。
今回の結果が全てではないし、正しくない部分も多々あるとは思う。
しかしながら現時点でと言う限定された部分ではあるけど、スペシャルなプレーヤーなら誰が見ても納得するのは間違いないのも事実だろう。
チャレンジした以上、そこは目をそらさないで受け止める努力をして欲しい所です。
今回のセレクション、全体を見て感じたのは
『スペシャルワンはいない』
他の人はどうみたか分からないが少なくとも自分にはそう映った。
まだ才能を眠らせている子もいるだろう。
力を発揮出来ていない子もいただろう。
全体のレベルが高いのではないかと言われているこの世代の市川勢。
確かに能力の高い子の絶対数は多い気がした。
きっとこれからの努力次第で
『スペシャル』
な選手が出てくるのかもしれない。
ちなみに今回うちのメンバーで一次を通過出来た子の自分が思う共通点は
『フォルマーレが大好きで、サッカーが大好きで、チームを仲間をリスペクト出来ている子達』
でした。
必ずしもうちの中で、No.1の力量があるとはいえない子達です。
スペシャルなプレーやでもない。
ただ、彼等は
『フォルマーレでずっとサッカーするんだ(^O^)』
と他の人の様子など関係なく、ハッキリ意思表示を早い段階からしていた子達なのです。
技術や判断力もまだまだ足りないし、人間的にも成長していかなくてはいけない部分が多々ある彼等だが、そういった
『愛』
を感じさせる、言動を見せている事が、自分的には、緊張する場面で上手く自分を表現出来た、大きな要因だと思っています。
彼等は一度酷い目にあっていて、フォルマーレにいる事が、サッカーを続けているのが奇跡的な部分もある子達です。
一度はサッカープレーヤーとして死にかけた子達だと思います。
だからこそ、今の状況に(良い仲間と信頼出来るコーチ達)幸せを実感し、深い愛情が生まれているんじゃないかと言う事も付け加えておきます。
近すぎて分からない、当たり前に過ごしてきた毎日を当然と思えば、有り難さを感じられない事もあるでしょう。
それに酷い目にあった彼等が今彼らにとって幸せな状況にあるのは、運もあるだろう。
出来れば酷い目に遭わなくて良いならそれが良いに決まってますからね。
また、酷い目にあったと言うのも、相手側の問題だけではないはずで、そういった事を乗り越えてこそ運も掴めるし、有り難さを感じる事も出来るのではないかと感じています。
結果や表面だけに、目に見えやすい所に惑わされず、成果や、内面も感じられるプレーヤーになって、見ている人に楽しんでもらえる、応援したくなる、
『人』
になって欲しいなと、つくづく思った昨日でした。