突然ですが6月は自分の生まれつきであります。
その影響なのか分かりませんが梅雨の時期でもあり、蒸し暑くなるこの季節を嫌う人が多い中、自分は
『雨』
が嫌いではない。
好きな訳でもないが何故か気持ちが
『落ち着く』
それに不思議なことに自分の人生の節目は何故か6月が多いんです。
サッカーの指導者を始めたのも6月。
指導者を始める前の仕事を辞めたのも6月。
結構中途半端な時期なのに(^^;)
6月から始めたサッカー指導も気がつけば結構な年月が経ちました。
最初は
『サッカーが好きだから』
『サッカーでお給料が貰えるから』
『人から誘われたから』
そんな動機で始めた指導者人生。
ここまで色々な人々に支えられ、関わり、ただのサッカー好きのあんちゃんがチームを率いる立場になり、子供達や保護者の皆様、他チームの方々と、意見交換したり、教えたり、教わったりしながら歩んで来ました。
自分の事ながら、とても幸運な、恵まれている環境だったと思います。
即ち、今の状況は自分の努力ではなく、周りの方々や、自分の両親の支えがあり、今に至っていると言う事を強く認識し始めたと言う事です。
『サッカー選手を育てた!!』
プロサッカー選手を輩出したチームの方は声を大にしてアピールする。
無論、その選手にとって大きな影響を及ぼすのが所属チームであり、所属チームの指導者であることに異論はない。
そして選手の才能や努力があるのも間違いは無い。
だけど最近思うのは、
『それだけでは1流のプロ(サッカー選手に限らず)は生まれてこない』
と言う事です。
大雑把に言えば
『関わる全ての人の思いや努力の結晶が1流のプロを輩出出来る』
唯一の方法なんではないかと。
そして1流のプロの輩出は大きな夢となり力となる。
それは皆の利益となるし、エネルギーに変わるのではないかと考えるようになった。
もっと若い頃は(10年以上前)
『俺が育てればプロになれる』
『俺がチームを見たら勝てるチームになる』
『俺の考えは間違いない』
と考えていた。
周りの人への感謝の気持ちは今も昔も変わらずに持っていたが、
『間違った自信』
を持っていたことも今省みると思い出される。
気持ち的には間違っていないというか、言葉が強烈なのでエゴばかり目立つかもしれませんが、自分の様な立場の人間には必要な部分ではあると今でも感じている。
ただ、意味合いを間違えてはいけない、その気持ちの指す方向が重要な事なんだと、最近気づいた。
指導者を始めて20年近く経つが、本当に色々な人に支えられていたことに気がついた。
それこそ、グランドの脇で犬の散歩をする、おじいさんやおばあさん達の子供達への声かけや、活動する施設内にいるお客さんや従業員さん達のご配慮など、そういった方々も同じ地域の仲間と言いますか先輩達の暖かいお気持ちがあってサッカーをやらせてもらっていることに、改めて気づかされたからです。
さりげないアドバイスをくれる方々。
遠まわしだけど何かを伝えてくれる人・・・・
今、何故そうなってるかは分からないけど、あまり良い状況に見えない日本。
強いては千葉県、市川市。
そしてこの市川の中央地区。
3:11の大地震があって日常の大切さ、人の命の尊さを痛切に感じたはずの日本人。
テレビを観るとなんだか良く分からない事(内閣不信任案)をやってたし、目に入る報道もそんなんばっかり。
今自分達は何をするべきなのか。
いや、自分がこれから何をするべきなのか。
今の自分はサッカーが大好きな子供達に夢を与えることが仕事だと思っているし必要な事、大切な事だと感じている。
自分の貴重な経験を生かし、日々学んで行く事で子サッカーが大好きな子供達の手助けをしていきたい。
少なくとも当分の間は。
でもこの仕事だけにしがみ付いていていいのか?
もっと自分に出来ることがある、自分を必要としている人が他にいるのではないか?
もっとしなくてはいけないことが別にあるのではないか?
次は自分が誰かを幸せにする、力を注ぐ順番ではないのか?
自分はサッカーを通じて人の幸せに貢献できているのか?
他のチームの方々にご負担をかけていないのか?
そんなことも考えながら、自問自答を繰り返しながら38回目の6月を迎えました(^^)