戦評&大会総括。
29日(土)破天荒の栄レインボーグランドにて四年生千葉県大会が行われました。
残念ながらフォルマーレは二回戦敗退。
厳しい気象条件に屈してしまいました。
今日の対戦相手は磯辺FC。
三年時に強豪揃う千葉市予選を勝ち上がり県大会に出場しているチームです。
玉際が強く、身体能力を生かしたサッカーをして来たのでグランド状態も悪かったので非常に苦しみました。
しかし、観戦された周りの方にはどう映ったかは分かりませんが自分的には
『とても内容の濃いゲームが出来た』
とみています。
負けたのは残念でしたが、それ以外はプラスの要素が多く残った、そんな試合だったと思います。
特にびっくりしたのは
『自分達のサッカー』
をしていた事。
これにはかなり驚いたしある意味戸惑いました。
あのサッカーで今日の気象条件などを加味したプラスアルファのサッカーが出来たら満点でしたが、自分は合格点をあげても良い試合だったと思っています。
『蹴れない、蹴らせてもらえない』
部分もありましたが、
『意図したプレー』
をしっかり構築する意識があったのも見ていて感じ取れた。
それだけに
『勝つサッカー』
と
『育成』
の両面が自分の頭の中に渦巻き、非常に良い、嬉しい葛藤があったのも本当の話です。
ただ自分がもう少し監督として力があれば勝てたとも思うから
『育成しながら勝つ』
事をこれからもトライして行きたい。
前半はいつもの自分達のサッカーで、4分6分の割合で守勢気味。
後半は7:3でうちの方がチャンスを沢山作っていたと思います。
後半はいつものサッカープラスアルファが出せたと思いますが後一歩足りなくて得点が奪えなかったです。
PKも紙一重の勝負でした。
これも勝てるようになるまで後少しだと思います。
それに寒さもあり、かなりの悪条件化でのサッカーでしたが、逞しく最後まであきらめずに戦えた彼らを称えてあげたいと思います。
大会総括
良かった点
①全員が県大会を経験出来た事
②自分達のサッカーが確立されて来た事
(意識面)
③戦う姿勢が以前より見られた事
(精神面)
④声が出せる様になって来た声
(精神、頭脳)
⑤練習の成果を出そうという意識が見られた事
(意識面)
⑥悪いコンディションでも技術を生かしたグループで戦うサッカーを体現出来た事
(技術面)
改善したい点
①一つ一つの行動が他のチームに比べて一つ、ワンテンポ遅い、余計なおしゃべりがまだ多い
→プレーの判断面でグランドに出ています。
例→ボールを持ちすぎて囲まれて取られるなど
②忘れ物が多い
→プレーの責任感がグランドで現れています
例→曖昧なボールが自分の近くに来たとき悪い意味で周りを見てしまい相手にボールを取られてしまう。
③他のチームと比べて子供が保護者に甘えている度合いが少し高い様に感じる
→サッカーは気持ちの割合が勝ち負けに直結するスポーツなので戦う姿勢、ゴールやボールを奪う気持ちは大事。
そこがまだ弱い。
『甘え』が『弱さ』に繋がっていると考えられる
例→僅差やプレッシャーのかかる試合になると脆さを見せる。
勝てそうで勝ちきれない、もう少し頑張れば負けない試合を負けてしまう。
強いチームは子供自身が勝ちたいと言う強い気持ちを表に出している。
(声を出す、体を張る、喜怒哀楽を出す)
④大会時に新しい用具を新調したりアップ後に用具を変えてしまう。
→ウォームアップには全て意図があるので、コーチの指示がなければ用具は変えないで欲しいし、何か気になる点があれば聞いて欲しい。
大会時に用具を新調すると練習時の微妙な感覚が変わってしまい、キックやキャッチのポイントがずれる場合があると思う。
やはり練習時に使用している用具を大会時に使って欲しい。