本日河川敷グランドで9時〜12時までたっぷり3時間行いました。
6年4人、5年10人、4年13人、3年1人、2年5人が練習に参加しました。
最近の練習テーマは
『パスを使おう!』
自分が考える
『パス』
とは、子供達に何も言わず教えずにやらせるとよくありがちな
『権利を渡す』
モノではなく
『チームプレーの一環』
だと考えている。
サッカーはチームスポーツだから、パスは必要不可欠な技術なのだ。
極論かもしれないが自分は
『ドリブル』
も
『組織プレー』
すなわち
『チームプレー』
の一環だと考えている。
何か一つの特別な技術を持っていても選手がチームの中で、それを使えないと意味がないとすら思います。
そう考える様になったのはここ数年でして、それぞれ選手の成長過程により、タイミングは異なるが、概ね間違いないのは
『パスが出来ない選手』
は総じて伸び悩んでいる。
特に高校年代から上に行けば行くほど伸び悩んでる気がします。
逆を言えば
『パスが出来る選手』
は、伸びた選手が多いと言い切れるかもしれない。
指導者同士でこの話になると大概
『今の時期にパスは必要ない』
『まずは個人技が優先だ』
と言う話になる。
自分もそれには大体賛成だ。
ただ、これは自分もありがちだが、幼少から何でもかんでもドリブルに特化しすぎるのは危険な気がする。
『ドリブルの上手い選手はパスも上手い』
『パスの上手い選手はドリブルも上手い』
のが自論なので、どちらも欠かせない要素だし、必要な技術だが、もっと深く掘り下げて考えると、ベースは『パス』なんじゃないかとより強く思うようになってきた。
今日もパスの練習をメニューに数多く取り入れたが、最後のゲームでは不思議と『ドリブル』も上手く出来ていた子が多かった様に感じた。
守備にしても予測するとかタイミングを考えて複数の選手で連続して行える様になっていたのには少し驚いた程です。
驚いたとは言ってもうちの場合はまだまだ個人の基本技術が平均程度しかないので(ボール保持時にまだ顔が上がりきらない)スピードも精度もトップクラスからは遠い所だと思いますが、やろうとしている事は見えたし、ほぼ全員が意識していたことに驚いたと、そういった意味です。
現在、ドリブラーとして世界で活躍し始めたフェイエノールトの宮市選手の評価で今日面白い話を目にしました。
あるサイトのインタビューで、アーセナル(宮市選手のパス所有チーム監督)のヴェンゲルさんが、記者の質問に対して答えていました。
記者
『ウォルコット選手と宮市選手、どちらが速いですか?』
ヴェンゲル
『同じ位だ。ウォルコットの方が少し素早いかな。しかしRYO(宮市)は初速が速いし、自分の能力を最大限生かせる賢さがある。』
パスの話とは一見違う話だが自分はこの内容を同じレベルの事と捉えている。
何を基準に
『パサー』
『ドリブラー』
なのかは自分には分からない。
ただ
バルサやスペイン代表を見てるとメッシはパスもめちゃくちゃ上手いし、イニエスタやシャビドリブルが巧みな事が印象に残っている。
アルゼンチン代表のメッシはドリブルしか印象がないし、チームも上手く行っている様には見えなかった。(前回ワールドカップにて)
そんな簡単な話しではないことは承知の上で書いています。
ただ
『彼らに出来るならうちらも出来るんじゃない?』
みたいな、軽い発想であることも確かです(笑)
まあこれも自分の戯れ言ですから、サッカー関係者は
『バカな事言ってんなこいつ』
と文をさらっと流して見て下さい(笑)
ただ、うちらも出来ると言う話は、サッカーのやり方であって、技量はまた別の物だと考えてますから、語弊がない様に書き足しておきますね。
まとめるとサッカーはみんなでやれると強いし、選手も育つよなと、パスって大事だよなと言う話です('-^*)/