得点差と実力。
サッカーの実力差はスコアに現れると思う。
がしかし得点差では実力差を計りきれない試合も存在するのはコアなサッカーファンなら承知の事実だと思う。
自分は1対0で勝つと言うスコアにポリシーを感じている。
僅差の実力を持つ相手と接戦の末勝ちをもぎ取るのは、容易な事では無いし、同じ接戦でもPK勝ちとはまた違う勝ちがあると自分は考えている。
接戦でのゴールは得点差がつく得失点の関係無いゴールとは勝ちが全く違うし、試合状況によってゴールの価値は違ってくると思うんです。
プレーしている選手も肌で緊張感を感じながらフィニッシュ、そしてゴールに繋がるプレーを選択、決断をする訳です。
接戦を演じる相手な訳ですから簡単にゴール出来る状況は無いのでせめぎ合いや、ちょっとした運みたいなモノも合わさってチャンスは訪れるし、ピンチも現れるのです。
実力差のある相手なら何回もチャンスを作れるだろうけど僅差の相手にそう何回もチャンスは訪れない。
そこでゴールを決めきるのは至難の業だ。
現在6年チームが全日本千葉県予選でベスト64に入っているが400チーム参加の中で自分が思う彼等の本当の実力は150番位だと思う。
5年が多数出場する中でその順位も奇跡的に思うが、
【普通よりちょっと力があるかな】
と言うのが我々の真実だろう。
組み合わせや、チームの勢い、その時のチーム状態など様々な要素が加わり結果は現れる。
私見だけどトーナメントで本当に実力があるのはベスト8から上だと思うし、千葉県においてですが、うちは150番位と言いましたが、200番から100番までの実力差は無いに等しいし、150番から50番位までもあまり実力差は無いと思う。
頂点を狙えるのは3~4チームでそのチームとゲームになるのが3~4チーム。
その二層が千葉県のトップクラスで二層目のチームは全国に出ても多分殆ど勝てないだろう。
ベスト16までは100チーム位可能性があると思う。
でもそれ以上は厳しい。
こんな話をすると夢を壊しちゃうかも知れませんが現実ですね。
伝統を築き上げて弛まない努力をして運にも恵まれたチームがベスト4以上に名を連ねると思う。
そう考えるとフォルマーレは幸運です。
列強揃う千葉県で高い次元の本気の勝負を体験出来るのですから。
勿論上には上があります。
しかし自分の考えでは一歩づつ歩みを進めるのが理想的なので、今回次のラウンドで戦える事をとても嬉しく感じてるんです。
5年生が多いので来年…
と言う気持ちもありますが、クラブとして着実に進化している事が何より誇りに感じています。
次はもしかしたら大敗するかもしれないしまた奇跡が起きるかもしれない。
相手はとても力のあるチームですし(勝ってきてるチームだから当たり前か)うちより力が上なので、一つでも多く自分達のサッカーが出せたら自分は合格点をあげたいと思っています。
市川市でホームで皆さんの前で戦える喜びを感じたい☆
話を
【得点差】
に戻しますが(笑)4年支部大会は衝撃を受けた方がいたみたいです。
子供達も何を根拠に自信があったのか(笑)分かりませんが、2敗して精気を失った様な表情を次の練習時に沢山見られましたね。
逆に練習への姿勢が良くなったので(笑)自分としては負けて良かったなと思いましたけどp(´⌒`q)
負けてがっかりしている子供達にこんな話をしました。
【うちの6年を強いと思ってるでしょ?5年も。でも6年はつい2ヶ月前に0対11で負けてるしその相手に翌月勝ったりしてるよ。5年も過去予選リーグ一度も勝てなかった大会が2回もあるよ。俺は勝ち負けよりも今はどう言うプレーをすべきか、チームの事、仲間を思ってプレーしてるかが重要だと考えているよ。勝ちたい気持ちは分かるけど、そればかり考えてたら面白くなくなるし、アイデアも出てこなくなる。俺は子供達自身で考えて気持ちを強く持ってプレーをしてもらいたいし、それが出来る様に個人にスポットを当てて練習を工夫しているつもりなんだ。4年は3年の力を借りないと11人制が出来ないし、まだお互い名前も知らない仲間とは呼べない状態だけどこれからこの仲間でも戦って行くわけだから気持ちを焦らせたり人のせいにするのは良くないからね。6年はたった2人だぞ。お前たち4年は上手いし頭良いからこれからだし、8人制もあるから、少し先を考えて頑張ってみな☆】
すると顔付きが変わった4年坊主達は(笑)その後の紅白戦で5、6年にボロクソにやられながらも最後まで走り切り、少ないけど持ち前の攻撃力で得点を奪う事も出来ましたね☆
過去、先輩達が後輩達をコテンパンにしてサッカーを教えてくれた様に今の5、6年も容赦なく(笑)トータルで20点くらい叩き込んでくれました。
一、二本目終了後しょんぼりしてる彼等に
【あいつらに勝てる、通用すると思ってたの?何を根拠に?仲間が悪い?いやいや、自分が足を引っ張ってるのを気がつかないかな?】
ちょっと辛辣な言葉を浴びせましたが、優しく穏やかな口調で言ったので(笑)子供達は話を聞き入り、次のゲームに向かい、その後はさっき書いた通り汗だくになりながら最後まで走りきり、良い顔をしてグランドを後にした子が何人か居ました。
全力を出し切る、自分の限界まで表現する、力のある相手に立ち向かう、通用する部分があれば自信にする。
これは対戦相手からも学べる事で、その為にはまず自分の技量を高め鍛え、チームワークを構築する事が大事です。
それを考えていたら試合の結果や得点差を意識するなんてまだまだそんな余裕は無いはず(笑)
チームが勝っても自分が相手チーム全ての選手より上手い、上とは限らない。
自分のまた一つの理想は試合に負けても相手や見ている人に
【あの○番は…】
と言われるゲームをさせたいしして欲しいですね。
勝ってそれを見せられたら満点ですが負けても個の輝きを見せられたら、納得します。
勝ち負けはどちらかと言えば大人側の事情(笑)でしょうから。
うちは子供達自身が考えて戦うと言う形でどんな試合も挑んでますしそうやって来ました。
個人的には勝っても負けてもどうでも良いです。
競技スポーツだから勝ち負けがつきものだしそれが醍醐味でもあるし、その緊張感の中でアイデアや気持ちが出せたら最高に楽しいはずなんです。
負けたら敗因を考えるのも自分は嫌いじゃない。
分かればそこを修正したりアプローチをかけるのがとても楽しい。
勝っても冷静に分析して、次に繋げたり、失敗の芽を感じたらそこにアプローチする。
それも楽しい。
こういった結果に至るまでの(成功も失敗も)プロセスを子供達やスタッフにも伝え、力を蓄えて欲しいし、成長して行って欲しいし自分も勉強させて貰いたいと何時も何時も思っています☆
得点差なんて気にするな(^_^)v
気にするなら分析しろ。
そして過信もするな(`ヘ´)
自信持つなら根拠を示せ☆