合宿総括!!

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マリノスアカデミーカップ総括!


2泊3日の合宿形式で行われた

【マリノスアカデミーカップ4年生大会】

にて、フォルマーレ4年生チーム、なんと見事初出場、初優勝を遂げてしまいました(^O^)

横浜Fマリノス主催、スポーツマネジメントの運営により行われた今大会、うちの保護者を含め、様々な方々の協力があり、素晴らしい経験をさせて頂きました。

まずは横浜Fマリノスアカデミースタッフの皆様(子供達に沢山話しかけてくれたり褒めてくれたりしましたし、和田コーチの大会総括を子供達は忘れないと思います!)鹿島ハイツの大野俊三さん始め(元日本代表)優しかったフロントの方々、食堂スタッフの方々、流石の運営捌きだったスポーツマネジメントの方々(白井さん、ありがとうございました!)お手伝い&暖かいご声援をくれたフォルマーレ保護者の皆様、本当に本当にありがとうございましたm(_ _)m


全ての方々に感謝、感謝です!



さて、大会の方ですが、初戦から苦難の連続でしたね。

12分3ピリオド、9人制の変則的なルール、全員出場する緊張感、慣れない移動をしてからのゲーム…


最初グランドについてアップを始めた時、半数の子が上の空、ボーっとした感じで、それを見て1試合目のパフォーマンスを諦めましたが(笑)想定以上にスタートが悪く、酷い試合内容に、私の頭の中にある血が一気に沸騰しました(怒)

あまり好きなやり方ではないですが、怒鳴りつけ、大声を出して、何とか現実に戻そうとしましたが、余計にひどくなり(反省)キーパーと槙、倖大、宏侑の4人だけで試合をやっていた様な、そんな内容でした。

ただ、その4人の中で、槙の出来が凄まじくて、やるプレーは全て成功し、相手に全勝するので、4人でも何とかなってしまった、そんな1試合目でしたね。

また1試合目は2ピリオド目に出た良輔も頭と心がしっかり機能しており、4人+良輔が入った試合は内容があがりましたね。


そして2試合目はマリノスホワイト。

この試合で槙が大爆発!

大噴火と言った方が良いかな…

試合は8対2で勝ちましたが、彼が打つシュートが全部入る、そんな感じでしたし、彼にボールが渡るとゲームのリズムが上がり、周りの動きも活気づく、そんな雰囲気を醸し出していました。

ワンタッチコントロールで相手を外す、タイミングを考えたパス、周りを意識しながらも自分でも行く、アシストもするし、前からのディフェンスもサボらない。

あまりにも凄すぎて口を開けたまま試合を眺めていました(笑)

この試合恐らく全得点に絡んだが、まだ環境に慣れていない半数の子供達と、あまりにも内容に差を感じたので、不安を感じ始めた1日目でしたね。

また、1日目の結果を見ると2日目に当たる相手が上位に行くチームだと結果の因果関係から理解出来たので2連勝したもののこの日の内容も含め、(このままだと槙がマークされたら終わり)優勝なんて頭の片隅にもなかった1日目でした。

しかも特定の個人に頼るサッカーは好きではないのでね…


2日目に入ると、ようやく普段の感じに皆が戻って来たかな。

1日目、真面目過ぎたやつらがようやく本来のやんちゃぶりを発揮(笑)

私に怒られる事が多くなったのは普段通りの証拠だ(^_^;)


2日目の1試合目は鹿島アントラーズだ。

前日の順位が2位のアントラーズと1位のフォルマーレが対決。

試合前は緊張感が漂います。

互いに勝てば決勝リーグ進出決定と言う事で気合いの入った立ち上がりになる。
しかし今大会は絶好調の槙がいる。

立ち上がり1分もしないうちに凜からのパスをディフェンスの左横で受けた槙がワンタッチコントロールでディフェンスを置き去りにして右45度の角度から素晴らしいシュートをゴール右上に突き刺し先制する。
その後先制ファインゴール相手が動揺を隠せないうちにもう2点追加するが、左サイドの15番を中心に変形3トップのアントラーズに押し込まれる時間が増える。

中盤を飛ばされ(といってもロングボールではなく、FWに直接足元に入るグランダーパス)早く、流動的な相手にマークを仕切れず崩されて失点。

2ピリオド目はスコアレス。

3ピリオド目もスコアレスだったがキーパーのファインセーブが無ければどうなっていたか分からなかった試合でしたね。

2、3ピリオドはあまりチャンスも作れずピンチばかりでしたし、こちらの出来も良かったのに厳しい試合になったので、勝てて決勝リーグに進めたものの、次の戦いは厳しいな…(勝てないな)と感じた1試合目でした。

2試合目は明日の決勝リーグを見据えた戦いが出来る様になった。

積極的にサブ選手を起用し、全体の底上げをしようと考えました。

あまりにも特定の選手に頼り過ぎていたので、他の子に勘違いさせたくないのと(結果的に大差ついたし、勝ててると自分も強いと勘違いする子供は多い)他の選手の活躍、日替わりヒーローが大会を勝ち上がるには必要だと(今大会に限らず)考えたからです。

また対戦相手のリベルダードも既に3敗しており、大差負けして居た為(直前の試合ではマリノスホワイトに13対1で敗戦)槙や、凜を外しても問題ないと見てスタメンを決めました。


この試合が、最終的に優勝出来た鍵になる試合になったかなと、後に感じました。


試合の方は6対0で勝った物の内容は…
お団子サッカーのお付き合い(;_;)

しかも、付き合うだけなら良いが調子に乗って悪い意味で個に走り、全員が得点を狙いに行くような雰囲気になり、やればやるほど内容が悪くなりあげくの果てには押されてピンチを数回招くなど、それはそれは酷い内容でしたね。

救いは駿斗が5点入れた事。

でも後にこの5点取った駿斗に変化が現れた事、皆でこの試合を反省出来た事が、次のマリノスブルーや決勝リーグでの戦いに+αをもたらします。


そして予選最終はマリノスブルーとの対戦。

このチームと一番最後にやれて良かった…

互いに勝った方が予選1位。

決勝リーグのシード権をかけた戦いになりました。

翌日のスケジュールなどを考えると何が何でも一位になりたい所。

この時点ではとりあえず上位3番までに入れる事が決まっていたので、表彰が決まり、ちょっとホッとした気持ちがあったのも本音です。

勝ちたいけど前の試合を見る限り(アントラーズに4対1で勝利。うちは3対1でかなりアップアップ)実力はマリノスブルーが一番だと見ていました。

身体の大きい10番を中心にスピードのある9番(この子もデカい)右の6番のドリブル、中盤14番のテクニックと個人能力も高く、両サイドをワイドに使い、中央の9、10が個人で来る相手に他のチームはボロボロにやられてましたからね。


しかし試合を始めてみると驚いたのは10番がディフェンスに下がっている!

更に3バックを4バックにして来たのを見て(勝てるかも…)と思った立ち上がり30秒で凜が出したスルーパスに槙が10番とキーパーとの間に身体をねじ込みつま先を出して先制ゴールをあげる!

しかもこの試合、雷雨で中断後の試合で15分ハーフに変更した為、先制ゴールはかなりデカい。

これで動揺したマリノスブルーを後目に2点目が直ぐ入る。

駿斗が中盤やや下がり目の位置でボールをカットするとまず一人、味方がパスを貰おうと動くと目の前の中盤選手もあっさり交わしゴール前に、慌てて飛び出して来たディフェンスを何とか交わしキーパーと1対1になると冷静にゴール右隅に流し込みゴール!

このスーパーゴールでチームは大喜び!
相手は更に意気消沈。


その後10番を前線に上げるマリノスブルーだが混乱は収まらず3点目が入る。

倖大の思い切り良いシュートが相手ディフェンスに当たりコースが変わりゴール!

しかしここから吹っ切れたマリノスブルーの猛攻を受ける。

10番を中心にワンタッチパスの増えたマリノスのパスワークについていけなくなり、コーナーから遠いサイドでボレーをあわされ3対1で前半を終える。

その後は防戦一方。
キーパーやポストに助けられ2点目を与えなかったのが大きく、逆にカウンターから槙がとどめをさして4対1で勝利!

10番が前に来てからは押される展開でしたので、最初からそれをやられてたら…

とゾッとしたのと、明日は前で来るよな…

ヤバいな…

と感じた試合でしたが、逆に色気が出てきた、優勝を初めて意識した、マリノスブルー戦でした。


さて、いよいよ決勝リーグを迎えるのですが、1日目、2日目と、夜にミーティングをしましたが、これがとても充実したミーティングになったと思っています。

今まで自分がなかなか修正出来なかった部分、伝え切れてなかった部分、教えたかった部分、想いや考えを、ディスカッション形式で約1時間出来たのが翌日の内容に反映されたと感じました。

やはり、

【理解する事】

【想いを伝える事】

は非常に重要だ。

意味が分からないと出来ないだろうし、想いが分からなければ指示を聞き入れる事も難しい。

それは子供も大人も同じではないだろうか。


ある意味、これも人間として必要な【テクニック】と呼んでいいのではないだろうか。


基本とテクニック、所謂


【個】


ですね。

日本サッカー、永遠のテーマ。

真のコミュニケーション、スキル、そして想い。

自分はその高みを目指し頑張っていると言って過言ではないです。

でもそれが個の育成と信じて日々精進しているつもりです(^_^)



さて、最終日の試合ですが、初戦のマリノスホワイト戦、得失点を意識したゲームになってしまいました。

引き分けたりしてくれないかな…


なんて淡い思いは直ぐに吹き飛ぶ。

結果表を見に行くと4対1でマリノスブルーが勝ち。

即ちうちは少なくとも3点の差をつけないといけない状況になった。

3点差以上をつければマリノスブルーとの戦いを有利に運べる。

逆にそれ以下だとマリノスは引き分けで良いと言う厳しい条件になる。

初めて優勝を意識して、子供達にも状況を話してマリノスホワイト戦をスタート。

結果は4対2で勝てたものの得失点は1点足りなかった。

しかも試合その物も勝てるかどうか、そんな危ない展開に持ち込まれてしまった。

マリノスホワイトはエースのデカいFW をキーパーに…

まさかの配置に唖然とする私と子供達。

5番は上手いからしっかりマークしよう、かなり動くしパワーもあるから皆で対応しようと話をして送り出したがまさかのGK。(笑)

プラン総崩れ。。


沢山点を取りたいうちの足元を見て…

試合内容はばたつくうちを後目にマリノスホワイトは思い切り良いプレーで脅かす。

先制出来たものの、全体的に運動量は少なく(この日が一番暑かった)緊張もあり、消極的なプレーが目立つ。

凜はやたらと後ろに下がり、泰生は全くマークの指示を出さない、出せない。

康平、倖大が動き回りゲームを作るが槙も疲れが目立ち、昨日までの動きは出来ないしマークも厳しい。

ディフェンスはボロボロだがかっぽんが良かった為何とか失点してなかったが前半終了間際に押し込まれてPKを取られる。

これを決められなんと同点。

最悪なムードの中、倖大が粘って拾ったボールを何とかゴールに結びつけ、前半を終了するが、ハーフタイムはお通夜状態。

かなり激を飛ばし、奮起を期待し、後半に。

ようやくやや持ち直したうちは追加点を取るがなかなか5点目が取れない。

後一点、若しくはもう一点も喰らえない状況の中、またも相手に押し込まれて、繋がれて失点…


結局1点足らず、決戦を30分後に迎える事が決まった。

そして更に最悪な事態が。

孤軍奮闘していた康平が体調不良を訴え、試合に出場出来なくなったのである。

そしてみんな疲れと結果から疲労困憊の表情。

しかしここから彼等の本領が発揮される事になる!

短い休憩の中、皆でミーティングし、康平の為にも頑張ろうといきなり団結出来たのである。

康平の不在は皆でカバーしようと。

マリノスホワイト戦で守りの事ばかり考えていた凜は攻撃する事を志願。

サブメンバーの顔つきも明らかに違う。
槙はやや疲れ気味の表情だが、みんなを盛り上げ様と私と一緒にバカをやってくれた。(涙)

倖大は誰よりも荷物持ちやみんなとの会話を繰り返し、チームのムードを支えてくれました。

非常に厳しい状況の中ゲームはスタートしたが、やはり難しいゲームになった。

10番はやはり前にいる。

この時点で3失点は覚悟した。

4点取らないと勝てないと。

そして今大会は全ての試合で先制ゴールをあげているフォルマーレはこの試合でもやはり先制する。
立ち上がり5分一進一退の攻防の中左ペナルティー付近でボールをキープした槙から中の倖大へ。

倖大は上手いフェイントでディフェンスを交わすと右隅にキレイなシュートを突き刺し先制点をあげる。

喜ぶ保護者とガッツポーズのベンチ。


マリノスはやはり動揺を隠せない。

一進一退の展開は変わらないが決定力の半端ない今大会のうちに2点目がすんなり入る。

アントラーズ戦に続き貴重なゴールを駿斗が奪う!

左中間を抜けた駿斗がドリブルから抜けだし冷静にキーパーとの1対1を制す。

初日とは別人の様な駿斗の成長ぶり。

これが本来の彼の姿なのだろう。

合宿でようやくチームの一員になった駿斗のゴールで2点目を取ったうちだが私はまだ安心出来ない。

マリノスブルーは3点取れるチームだからだ。

うちは引き分けでもアウトなので、後2点は喉から手が出る位欲しい。

その後は中盤の戦いが増え、海斗、凜と10番、14番の争いが激化する。

どちらかの中盤が勝てば必ずチャンスになる。

互いの攻撃陣はタレント揃いだ。

凜がマリノスホワイト戦の反省からかこの試合、積極性が戻る。

彼のボール奪取からチャンスを作ると右中間にスルーパスが出て倖大が反応。

得意の角度から放ったシュートは懸命にブロックするディフェンスの足に当たりコースが変わりオウンゴールで3点目!

後1点で優勝出来る!

そう思った直後に左サイドに動いた10番に崩され、カバーに来た沙介を目の前にして中の9番にスルーパスを通されマークをしていた泰生をワンタッチで交わし冷静に決められ3対1。

更に前掛かりにくるマリノスはやはり左サイドに動いた10番を起点に9、14番が絡み、ペナルティーの中で仕掛けて来た相手の足を引っ掛けてしまい、PK。

これを難なく決められ1点差。

ここまで何と約8分の出来事。

給水があり、その後は押され気味の展開の中前半終了。

ハーフタイムではディフェンスは悪くないからやられた事はきにするな(完璧にやられた。相手が上手い)だから出来るだけペナルティーに近づけない様に皆でディフェンスする事、可能な限り攻撃する事、次の1点が勝敗を決める事を伝え送り出す。


しかし後半立ち上がりは完全に相手ペース。

キーパーのファインセーブ、そして運も手伝い(右ポストに当たったボールがキーパーの裏を通って外れる)相手は得点を奪えない。

相手のコーナーは逆サイドまで届くしカーブをかけてくる怖いものでコーナーの度に悲鳴が(笑)上がるなどもうヒヤヒヤの展開。

そんな中で守りをある程度皆に任せた凜が鋭いボール奪取から素晴らしいドリブルシュートを終了5分前に決めて勝負あり!

相手は一気に気持ちも運動量も落ち、その後は互いにメンバー交代をして、諦めた相手から2点奪い勝利をより確実なものにしました!

そしてホイッスル!

やった!

まさかの優勝!(笑)

素晴らしい結果が待ち受けていました!

様々な出来事が私達に微笑み、そして勝利が転がって来ました。

子供達は更に上手くなったし自信をつけた事でしょう。

この経験を生かすも殺すも全てこれからの自分達次第!


また頑張りましょう!

そして選手のみんな、本当におめでとう!(^O^)

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